E/SASV Gamesとは

これまで26回の開催実績を有している「琵琶湖クルーレスソーラーボート大会」が進化した新たな大会として仮想空間での大会も加えた、仮想空間と実空間のハイブリット型ソーラーボート大会を実施するものです。2022年を持って、主催者の高齢化・現行の競技スタイルのマンネリ化・技術レベルの停滞を理由に26年の歴史に幕を閉じました。しかし、途切れさすのではなく参加してくれていた子供達と共に新たな1歩を踏み出そうとしています。

詳しくは→E/SASV Games公式HP

Before

実際の琵琶湖で1度だけ競技(実際に各チームソーラーボートを製作)

After

予選(7/1,2):仮想空間上の琵琶湖で様々なイベントをクリアし競技する(仮想空間上でボートを製作)

本選(8/19,20):予選に勝ち抜いたチームは実際の琵琶湖で競技(実際に各チームソーラーボートを製作)

仮想空間と実空間のハイブリット型ソーラーボート大会

Rule

①スタート地点はランダムです。

②仮想の琵琶湖に設定された座標をもとに、A地点・B地点・C地点を通り、A地点に帰りましょう。順番はA→B→C→B→Aです。

③途中で、何らかのイベント(アクシデント)が発生するかもしれません。

セントラルコントロールからの指示を聞き、対応してください。

④時間内にいかに早くゴールするかのタイムアタックです。

Goal

子どもたちとの関わりを通して、私たちの活動で得られた成果を、次の世代に伝えていくことが何よりも大切だと身にしみて感じています。世代間のバトンタッチを担い、夢を夢で終わらせるのではなく、夢を実現し未来につなげることが、私たちの最大のビジョンです。
急激に悪化する琵琶湖の環境を守るために、そして何よりも次世代に伝えるために、今、できることをしたいと考えています。この取り組みを一時的なものではなく永続的なものとするため、未来の地球を担う子供たちと共に今回の事業を実施し、環境問題や生命の神秘に興味を持ってもらうことを目指しています。

 

E/SASV Gamesの立ち上げに向けて

1997年に、私たちはクルーレスソーラーボート大会を琵琶湖で立ち上げました。これは、無人のソーラーボートがGPSとコンパスの情報のみを頼りに走行時間を競う、当時としては野心的な試みでした。あれから26年、私たちは次の一歩を踏み出そうとしています。

仮想空間と実空間の両方で、世界中の挑戦者たちが競い合う、E/SASV Gamesの開始です。このことを実現させるためには、多くの協力者が必要です。それは複雑なソフトとハードの開発と、それらを支える資金の調達です。

琵琶湖で競う自律型走行ロボットの競技で得られる資産は、やがては大深海の探索にも、そして大宇宙の探検にも役立つことでしょう。こうして仮想と現実の垣根を取り除く努力の結果が、私たちから未来の人々への贈り物になるのです。

さあ、漕ぎ出しましょう、仮想の湖へ

さあ、競い合いましょう、豊かな琵琶湖で

発起人代表 熊谷道夫

(びわ湖トラスト/立命館大学)